【改善事例】動作12のムダ ワークショップセミナー
2025年5月「動作12のムダ ワークショップセミナー」を実施し、参加された皆さんに改善案を発表して頂きました。そのうちの3グループの改善についてご紹介します。
Best1 8秒
今までたくさんのセミナーを開催しましたが、このようなからくり治具は初めてです。
蓋を閉めて、CDをノートの上に置くときに、両手を使うことで2枚同時に置くことができました。
Best1とBest2の2秒の差は、2枚同時に置くことができたかどうかになります。
Best2 10秒
ノートを揃える時に、改善前は2回たたいていましたが、1回でカンコツを使わないで揃える治具を制作したのに加えて、 CDケースが、同時両手動作で1回で閉められる点が大変良かったです。
Best3 12秒
ノートを揃える時に、改善前は2回たたいていましたが、1回でカンコツを使わないで揃える治具を制作しました。
【講師より総評】
TPSのメインラインでは、1タクトあたりの正味稼働率が視える化されており、現場入ると85%~95%とが目標になっています。
今回の改善のポイントは、CDケースが、同時両手動作で1回で閉められる点になります。
皆さんの職場の動作作業において、正味稼働率が80%以上になることを目標に、動作を一つひとつ観察してみてください。
単に早く動くのではなく、ムリ・ムダ・ムラをなくすことが、本当の意味での効率化につながります。
Best1 8秒
今までたくさんのセミナーを開催しましたが、このようなからくり治具は初めてです。
蓋を閉めて、CDをノートの上に置くときに、両手を使うことで2枚同時に置くことができました。
Best1とBest2の2秒の差は、2枚同時に置くことができたかどうかになります。
Best2 10秒
ノートを揃える時に、改善前は2回たたいていましたが、1回でカンコツを使わないで揃える治具を制作したのに加えて、 CDケースが、同時両手動作で1回で閉められる点が大変良かったです。
Best3 12秒
ノートを揃える時に、改善前は2回たたいていましたが、1回でカンコツを使わないで揃える治具を制作しました。
【講師より総評】
TPSのメインラインでは、1タクトあたりの正味稼働率が視える化されており、現場入ると85%~95%とが目標になっています。
今回の改善のポイントは、CDケースが、同時両手動作で1回で閉められる点になります。
皆さんの職場の動作作業において、正味稼働率が80%以上になることを目標に、動作を一つひとつ観察してみてください。
単に早く動くのではなく、ムリ・ムダ・ムラをなくすことが、本当の意味での効率化につながります。
「動作12のムダ ワークショップセミナー」講師

柿沢 高一(かきざわ こういち)
リコーOB 品質保証部・製造技術部
リコーにてトヨタ生産方式をベースにリコー生産方式を立ち上げ。その後、食品・菓子、医療業界など他業種にトヨタ生産方式を実践指導。 マシンの生産性向上、ネックマシンの能力向上、コンベア生産の原価低減、セル生産(1人方式・巡回方式・分業方式・分割方式)の構築、台車引き生産方式の構築、5S職場風土づくり、品質・設備管理を実践する。