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トヨタ流 仕事の教え方|品質・安全・生産性を高める指導法とは
「仕事の教え方」が悪いと、作業者は一定の手順を守らず、品質にばらつきが出るのは当然の結果です。
「あの作業者はまだ新人だから遅い」
「あの作業者は不器用だから仕方ない」
「今日はベテランが休みだから進まない」
「何度も言っているが理解してくれない」
現場の管理・監督者の方々は、この言葉だけで片付けていませんか?
大切なのは、作業者に一定の手順を教え、守らせ、元に戻らない仕組みをつくることです。
“相手が覚えていないのは、自分が教えなかったのだ” ― 指導者の反省の標語
1. 仕事の教え方で品質・安全・生産性は変わる
設備投資やルール追加も重要ですが、「仕事の教え方」そのものを体系的に学ぶ企業は多くありません。
製造現場では正社員、パート、派遣社員など多様な人材が働いています。
短期間で教育し、安定した作業を実現するには再現性のある指導が必要です。
良い仕事の教え方とは
1. 正確に理解し再現できる状態をつくる
2. 作業のばらつきを減らす
3. 誰が教えても同じ水準にする
2. 不完全な仕事の教え方の例
| 失敗例 | 改善対応例 |
|---|---|
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曖昧な表現 「しっかり握る」とだけ指示し、腱鞘炎を発症。 |
「生卵をつぶさない程度」と具体化。 暗黙知を体感させる。 |
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理由を説明しない 5㎜残す理由を説明せず不具合発生。 |
なぜ必要かを説明し応用力を高める。 |
3. 良い仕事の教え方のポイント
① 目的を最初に伝える
② 手順・重要ポイント・理由をセットで教える
③ 実演+説明
④ やらせて確認する
⑤ 元に戻らない仕組みを作る
初日は1時間ごとに観察し段階的にフォローします。
TPS実践道場「仕事の教え方」プログラム
1. 指導者の役割
2. 必要な5つの条件
3. 訓練の必要性
4. 不完全な教え方
5. 正しい教え方
6. 実演
7. 準備
8. 訓練
9. 作業分解
10. 実習
この記事を書いた人
TPS実践道場 センター長 鈴木満
トヨタ自動車OB 元元町工場工長
トヨタ生産方式の現場教育・技能指導を長年実践。

