私は、20年以上、日本の海外サイトで現場改善のコーディネーターを行っています。
今日は海外のTPSまたは改善の教育についてご紹介します。
2023年3月30日(木)15:00からの無料セミナーの第二部で、「海外のTPS導入」について英語で説明します。是非、海外での従業員の皆様にご参加頂ければと思います。
平山コンサルティングの特徴は、コンサルタントが実際に現場行って、その場で直接作業者や管理者、あるいは経営者に、現場を見ながら指導を行うことです。
海外のお客様からはシステマチックな改善を要求されますが、日本の改善の考え方はマインドチックな側面が得意かもしれません。 平山では、過去8年間、トヨタ生産システムのコンサルティングとトレーニングの調整を行ってきました。
何百人もの外国の専門家、幹部、技術者をTPSの本質を理解するように支援してきました。また、海外のコンサルティングパートナー向けの主要なベンチマークプログラムも担当しています。1. 中国での現場改善指導例
海外でも同じです。この写真は、中国でのTPS改善教育時の写真です。午前にTPS導入の講義を行い、午後に実際に現場を見に行きます。
中国は面積が大きい工場が多いのですが、その分、倉庫や作業者間の仕掛品(ムダ)が非常に多くみかけられます。
古い製品をつくっているラインでは生産性が悪く、新しい製品をつくっているラインでは人員が多く配置されることも特徴です。
よって、工程レイアウト見直しを、全体の改善を含めながら行います。
こちらの企業も宿題を渡しながら3カ月かけて行いました。
2. 海外と日本の改善導入の違い
海外では機械やシステムなど道具の目にみえてわかる改善を評価しやすいですが、日本では改善のまず根本に人づくりがあります。
これは改善を継続することでは大きな違いです。
ですから、平山コンサルティングでは現場に行って作業者と現物を目にしながら、作業者や管理者に考えさせながら、改善を行い人材を育成することを重要に考えています。
(この写真は、南米向けに行った安全管理システムの説明会です)
海外と比べて日本の改善活動の弱いところは、かたちにこだわりすぎているところです。改善に建前は必要ありません。
改善活動で重要なことは、どのくらいの期間でどのくらいの成果が出たか!?ということです。
かたちや形式にこだわりすぎて、スピード・内容を一番にこだわっている企業に負けてしまう可能性があります。世界はボーダレスになり、競争は日本だけではありません。
このコラムを書いた現場改善コーディネーター
本田 幸(ほんだ みゆき)
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海外の生産拠点サポート選ばれる3つの理由 REASON
REASON 1
40ヶ国、
1,500社以上の改善実績
自社だけでは解決できない現場の問題は必ずあります。製造業が勝ち残るための改善・改革は、国や業界を問わず、改善の実践体験を通じて、人材を育成し、生産体制基盤を強化することが必要です。
REASON 2
現場が一目置き、
喜ぶコンサルティング
従来のコンサルティングでは、経営層とコンサルタントが中心になってすすめるため、現場とコンサルタントの間に距離がありました。弊社コンサルタントは、評論家的な「あら探し」ではなく「改善の種」を具体的に見出す指導により、現場の人間との隔たりのない指導をすることができます。
REASON 3
指導終了後も
継続的改善がされる
「人づくり」を強化しながら、設計から調達・製造・物流、そして生産管理と「全体の流れ」を重視し、貴社の現場の実態に合った指導を実施。現場が納得できるコンサルティング指導を行うことで、指導終了後も改善文化が継続されます。