「TPS」の理念を実行させる”技能”とは・・・
皆さん、こんにちは。TPS実践道場 TRです。
TPS実践道場では、TPSを講義と実践の両方から学び、原価低減のやり方を習得します。
では、TPSを学び原価低減を行うだけで本当に改善ができるのでしょうか?
答えはNOです。
“技能”がなければ、「TPS」の理念や知識だけ熟知しても、実効性のある「改善」を行うことができません。
TPSを実施するにあたって必要な“技能“とは、次の3つです。
1.「TJI-仕事の教え方」
2.「TCS-人の扱い方」
3.「TPS-改善の仕方」
トヨタ自動車では、この3についての訓練「TWI」Training Within Industry をトヨタの監督者及びその候補者にはほぼ全員に教育を受けさせており、監督者技能訓練、人材育成の基礎として現在も続けております。
すなわちこれが、トヨタ生産方式の基礎でもあります。
TPS実践道場の様子
モノをつくるのは「人」です。
現場の監督者は、毎日現場で働き、一番現場改善に相応しい持ち場に立っている人たちです。
人を扱う為のリーダーシップとコミュニケーション能力を持ち合わせた彼らが主体となって行う「改善」は、実効性のある成果を生み出すことができるでしょう。
**TPS道場 トヨタ流 仕事の教え方 プログラム例**
- 教える人の役割(指導者の定義)
- 教える人(指導者)に必要な5つの条件
- 訓練の必要性
- 不完全な教え方
- 正しい教え方
- 教える方法(実演)
- 教える前の準備
- 訓練
- 作業分解
- 実習(実演&訓練)