～ エピソード ～

「清水さん、どうしてもやりたいのあるんだけど」

TPS道場の石垣先生が、どうしてもやりたいことって     なんだろ？

「トヨタの原価低減の実践で最も大事なのが、”仕事の教え方” だから、これやりたいんだわ」

「TPSは考え方だから、TPS知ってるだけじゃ原価低減できないだろ？　実践するときに、仕事の教え方が悪いと上手くいかないんだよ」

なるほど。確かに。これは、とても大事なセミナーだ。

どんなテーマをTPS道場の定期セミナーでするべきか決めている時期に、石垣先生から突然きた電話。

TPS道場は、理論と実践で、標準作業と改善の考え方を習得する1日コースが定番だ。
このコースは10年以上続いてる大人気のセミナーで、何度も受講する人もいた。

だから、これだけじゃ足りないっと知ったとき、ちょっと驚いたが、スッキリとする部分もあった。

TPS道場で受講する人達は、ほとんどが管理・監督者で、作業者は時々であまりいない。つまり、管理・監督者が、自職場に帰って、改善の考え方や標準作業を職場で教えるのだ。
だから、教え方が悪いと、目的は達成されない。

私は、石垣先生から頂いたセミナーの内容を見て感動。
戦後、日本を引っ張て来た、コスト削減を極み続ける製造業が、ここまで人を尊重した物の作り方をしている。
秒単位で仕事をしている、機械、技術、部品、確かに人はいるけれど、なんだかあまり人の感情が見えない工場の中で、こんなにも人を考えた場面があることに、伝え続けたい、なくしちゃいけない、日本の財産だなと、思った。

～ お知らせ ～
「仕事の教え方」はたった2時間のセミナーですが、原価低減の日々実践に必要不可欠な技能の習得ができます。また、心あたたかな、楽しい職場、楽しい人生づくりの１つのきっかけとなることを願って、毎月、開催しますので、是非、ご参加を検討頂けたら幸いです。

※2020年12月3日と15日だけ、無料で35分の「仕事の教え方」を特別に開催します。
2021年1月以降は、2時間の有料版となります。