海外の工場もオンライン現場コンサル!!
事前に十分な情報を受けて準備すれば可能です
結果
- 海外でも、オンライン現場コンサルスタート!!
- オンラインだからこそ、現場に合わせた説明資料をすぐに共有できる。
ベトナムのA社では、売上拡大、利益改善のため、JIS規格に基づく品質管理システムの新しい構築を決断した。
構築支援として、弊社に、リモートによる実践コンサルティングを依頼。
2021年3月中旬にキックオフが行われた。
- 業界詳細
- 家電製品の製造
- 国
- ベトナム
- 企業規模
- 従業員 数百名
- 課題
- 品質改善
- 目的
-
JIS規格に基づく品質管理システムの構築
品質向上 - 業界
- 電機・電子
スケジュール
- キックオフ
- 現状把握:品質部で品質資料確認
- 現場診断:出荷場所から入って、受入検査場所、倉庫、不良置き場、組立工程を確認後、指導
オンラインコンサルまでの準備
事前に、動画や写真、その他、現場を理解するのに必要な資料を共有し、オンライン現場コンサルティングがスムーズに行われるように、入念に準備を行いました。
この事前準備の段階で、企業が何を求めているかをある程度想定してから、コンサルティングを行うことが大事です。
<事前に準備・確認すること>
<当日の役割>
日本:コンサルタント1名、アシスタント1名
ベトナム:通訳1名、撮影者1名(お客様)
見えてきた課題と今後の方向性
今回は1回目のコンサルティングですので、具体的な改善箇所はありません。
現場診断後、目指すべき姿を事例で説明しながら、JIS規格の品質管理において現在の現場で足りない箇所、次回のコンサルティングまでの現場の宿題をどのように対処していくかを共有しました。
まずは、検査工程と、製品の保管方法から改善を進めていきます。
<セミナー>
JIS規格の品質管理と、3定(何がを表す「定品」、どこにを表す「定位」、いくつを表す「定量」)の考え方
<オンラインでも変わらない改善の進め方>
一般的に現場の方は、問題に対して「出来ない」と言い張ります。
それは現場を知っているからこそ、この問題点が分かっているからこそ、そういう感情になってしまいます。
方向性としてはいかに現場の人の気持ちを変えていくか、改善をやらせるのではなく、自ら行っていく方向に持っていく事が大事になります。
説得ではなく、納得してもらうということです。
オンライン現場改善の実施方法
弊社では、コロナ禍以前より、オンライン現場改善サービスを国内では本格的にスタートさせておりました。
今回、オンラインでは初めての海外工場のコンサルティングで、通訳者も現地で対応。
1回目のコンサルティング指導が終わり、海外の工場であっても、オンライン現場改善コンサルティングは、可能であり、確かなコンサルタントの技術力が必要であると実感しました。海外の工場での改善活動は、日本からコンサルタントが現地へ行ってコンサルティングを実施するよりも、このようにオンラインで行うほうが、往復の費用・時間の負担がほとんどなくなることから、今後も活発になるでしょう。
特に今回のように、JIS規格に沿った品質管理システムの構築といったように目的が明確である場合は、コンサルティングはスムーズにすすめられます。
オンライン現場改善のスペシャリスト
柿沢 高一(かきざわ こういち)
リコーOB 品質保証部・製造技術部
リコーにてトヨタ生産方式をベースにリコー生産方式を立ち上げ。その後、食品・菓子、医療業界など他業種にトヨタ生産方式を実践指導。 マシンの生産性向上、ネックマシンの能力向上、コンベア生産の原価低減、セル生産(1人方式・巡回方式・分業方式・分割方式)の構築、台車引き生産方式の構築、5S職場風土づくり、品質・設備管理を実践する。
選ばれる3つの理由 REASON
REASON 1
40ヶ国、
1,500社以上の改善実績
自社だけでは解決できない現場の問題は必ずあります。製造業が勝ち残るための改善・改革は、国や業界を問わず、改善の実践体験を通じて、人材を育成し、生産体制基盤を強化することが必要です。
REASON 2
現場が一目置き、
喜ぶコンサルティング
従来のコンサルティングでは、経営層とコンサルタントが中心になってすすめるため、現場とコンサルタントの間に距離がありました。弊社コンサルタントは、評論家的な「あら探し」ではなく「改善の種」を具体的に見出す指導により、現場の人間との隔たりのない指導をすることができます。
REASON 3
指導終了後も
継続的改善がされる
「人づくり」を強化しながら、設計から調達・製造・物流、そして生産管理と「全体の流れ」を重視し、貴社の現場の実態に合った指導を実施。現場が納得できるコンサルティング指導を行うことで、指導終了後も改善文化が継続されます。